面白かった歴史漫画・第1回「ペリリュー 楽園のゲルニカ」

私は昔から歴史好きで、特に歴史ゲームを好んで遊んでいました。その中で提督の決断3と言う、太平洋戦争を扱ったコーエーのゲームが大好きだったのですが、その中でペリリュー島は日本軍の重要拠点として扱われていました。

割と歴史系シミュレーションゲームは、プレイヤーの采配次第で結構な戦力差を覆すことができるのですが、この提督の決断3はその辺がシビアで、終戦間近のシナリオの日本軍でプレイすると、圧倒的な物量の前になす術もなく、99%勝つことはできません。

ペリリュー島はフィリピン防衛戦のシナリオで、開始後まもなく発生するイベントで「サクラ、サクラ、サクラ」の電報を残して玉砕します。当時小学生の私としてはその悲壮さがショックで、強い印象に残りました。

で、最近ペリリューを扱った漫画である「ペリリュー 楽園のゲルニカ」を読んだわけですが、まず兵士たちはみんなコミカルな3頭身のキャラとして描かれていて、読んでいて辛くなりそうな戦争の話も、違った印象で読み進めることができます。これって重要なことだと思うんですよね。読みたくないと感じさせてしまえば、表現はその時点で伝わらなくなってしまうので。

20代の輝かしいばかりの個性を持った若者たちが、悲惨極まりない戦争の中で多くが命を失っていきます。それらの個性は戦争とは似つかわしくないものばかりで、主人公の田丸は漫画家を目指していますが、今いる場所はペリリュー島です。すぐにでも命を失いそうな戦いの中、夢をあきらめねばならないのかと、自分は死ぬのかと苦悶しますが、必ず生きて帰ると言う強い意志を持った友人、吉敷と互いに支え合いながら、田丸は戦い続けます。そして私がショックを受けたペリリュー島玉砕を迎えるのですが……。

面白いのが、登場人物、つまり兵士たちがそれぞれに、ネット界隈で「推し」として扱われていたことです。確かに出てくる兵士たちは女の子たちに人気が出そうなイケメンかもしれません。最近の漫画として通用した証明でもありますし、それだけ一人一人が魅力的な描かれてるってことですよね。私としてもキャラがいいから、なんつうか泣けるんですよ、本当。

ペリリュー楽園のゲルニカは11巻で完結しています。アニメ化も決定しているらしく、これは見ないとなと思います。スピンオフとかもこれから出てくるらしいので、いろいろ楽しみですね。辛いシーンもありますが、とても良い漫画なので、皆さんもぜひ読んでみて下さい。

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