歴史に学ぶ・第1回「諸葛亮・頑張り過ぎたるは及ばざるが如し」

病気から復活したかと思いきや、再度ぶり返して、再びこうして戻ってきた次第です。しかし現状体調は万全とは言えず、とても仕事に復帰できる状態ではなく、焦りを抑えながら体調を整えている段階です。自分への戒めのためにも、ここで過労死したことで有名な三国志の英雄「諸葛亮孔明」について語ってまいります。

諸葛亮孔明は中国の三国時代における蜀の国の軍師で、乱世の中国を3つに分けた仕掛け人とも言える存在です。その智謀で敵軍を何度も翻弄しては打ち破っていきます。ネット上では誰かがなにかしくじった時に「孔明の罠」などと称されることもあるくらい孔明の名軍師ぶりは有名です。

そんな孔明は頑張りすぎて過労死しました。蜀の国は人材不足で、孔明がいろんな役目を兼任しないと回らない状態だったのです。敵軍の軍師司馬懿はその状況を把握していたようで、だったら戦わないで待ってれば孔明過労死するじゃん、ということで実際に死んだわけです。

孔明は戦いに勝つために、必死になって仕事を回していたはずです。しかしそれはむしろ大きな弱点となり、敵である司馬懿の人生をイージーモードにする結果になってしまったのです。

私は孔明のような天才ではなく、凡人の代表のような人間ですが、ここ数年の自分を振り返ると、自分よりすごい人達のことばかり見ていて、時間の限り創作や学習に励み、努力が足りないことをいけないことだと信じ、体に鞭打ってきました。

体調を崩したことで、いろいろ考えました。要因はいろいろあるので、なにを後悔する気にもなれないのですが、結局のところ、自分の能力以上に頑張ったり、苦しいことを我慢しすぎたりしてきたことで、大事な健康を痛めつけてしまったところがあるのです。

今回は経験から大きな学びを得た気がしますが、今後は歴史からも学んでいきたいと思います。というか歴史から学ぶ、というのはどういうことなのでしょうね。とりあえず今回の教訓をひとつ。

「頑張り過ぎたるは及ばざるが如し」

良いと思われていることが悪いことってあるなと思います。ドラマチックなんですけどねえ、限界を超えて頑張るのって。

なんていうか、こういった教訓を元に、私も新しい生き方を模索していきたいです。

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