漫画のパワー

時間があるもんだから、最近よく漫画を読みます。昨日は追っている作品の新刊がいくつも出て、一気に読む漫画が増えました。

残念だったのは、トリリオンゲームの面白さがやや失速していたことです。というのも、2巻の発売までの3カ月間、何度も読み返してはイメージを膨らませていたので、相当に良い出来にもかかわらず、失望感が拭えなかったのです。なんというか自分が漫画に求めているパワーみたいなものが感じられなかったのです。

一方で同じ原作者が書いているドクターストーンはよかったです。他にも、逃げる天才少年を描いた新しいバトル少年漫画「逃げ上手の若君」、ヒーローの学校の話からどんどん話が膨らんでいって、今や超人気漫画となった「僕のヒーローアカデミア」、太平洋戦争を可愛いキャラで凄惨に描く「ペリリュー」など、胸が沸き立つくらいで、今まで小説や新書を中心に読んできましたが、漫画のパワーの凄さは異常だと思いました。そのパワーを伝える力にも敬意を表したいです。

前者と後者の違いは、読んでる間に掴まれた心が途中で離れるか、最後まで掴まれているかの違いだと感じました。トリリオンゲームは展開が速いのが良いことの一つなのですが、今回はスピードの中で胸を打つところがあまりなかったです。話を追うだけになっていた感じです。(後日読み直したら、だんだん刺さってきました。一巻が凄すぎて期待が膨らみすぎていたようです。ちゃんと面白かったので、今後に期待です。)

常に面白くあらねばならない、自分で言っといてなんですが、ほんと厳しい世界だろうなと思います。漫画家さんはすごいですね。

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